さまよえるコンパクトデジカメApril編#6 [digital camera]
最近のコンパクトデジカメはすっかり個性がなくなったというか、どれもこれも同じというか。ぱっと見、富士フイルムとカシオ、ニコン、オリンパスあたりは区別がつきません。みんなルミクスのFX2桁系(いわゆる、あゆ系)のデザインや色展開に右へならえ。
その辺の人からげはとりあえず手に取ることもなくパスし、顔に特徴のある数台となると、カシオのハイスピード系(EXILIM EX-FC100)、ソニーの折り曲げレンズ系(Tシリーズ、Gシリーズ)、アウトドア系(折り曲げ系防水防塵)ぐらいでしょうか。
CASIO デジタルカメラ HI-SPEED EXILIM EX-FC100 ホワイト EX-FC100WE
- 出版社/メーカー: カシオ
- メディア: エレクトロニクス
EX-FC100は機能とホワイトモデルの白に近いシルバーとイエローのリングに美しさを感じるものの、使い道は見いだせずパス。アウトドア系はどうしても全体に大きくなってしまうので、こちらもパス。残るはソニーの展示棚ぐらいしかありません。
T シリーズの薄型でスライド式レンズカバーで一瞬それってデジカメ?系デザインもそろそろ飽きてきたというか、おいおいまたそれかよ?って感じです。折り曲 げ型である故か、28mmスタートが常識となった今でも37mmとか半端な広角端だったり、もはや全然薄型じゃないし、な立派な体躯とか、最近あんまり ぱっとしないですねぇ。
そんなわけで、見回した限り、210 ISでほぼ決まり、後は色だけ悩もうと思ったときに、ソニーのサイババショットの棚にホツんと忘れられたようにうち捨てられた@コジマ電気そいつを見つけたのです。
さまよえるコンパクトデジカメApril編#5 [digital camera]
Canon PowerShot SD780IS 12.1MP Digital Camera (Black)【並行輸入品】
- 出版社/メーカー: Canon
- メディア: エレクトロニクス
初代のIXY(APSの方)がサイズと素材感そしてデザインで、当時の私の物欲を鷲掴みにし、その後初代IXY DにAPS IXYのDNAを見つけたときの感動とはまた違う、亜種だけど完成された美しさに出会った感動とでもいいましょうか。
薄型コンパクトという時代の要請にIXYのDNAで答えた力作?みたいな。あえてボディと同色化した鏡胴部、つるんと角を取り去りフラッシュサーフェスに徹したボディなど、IXYだけど違いをさりげなく身につけているのが小癪です。
中身といえば妻と長男がメインユーザのIXY 900 ISとほぼ同等。いや、レスポンスについてはあれより早いかも。レンズが28mmスタートじゃないのとかボタンが押しにくいとか、重箱の隅はありますが、鞄の隙間はもちろん、シャツのポケットにもすっと収まる実感のあるデジカメ(かつ美しい)のはこれだけじゃ?などと盛り上がります。
んじゃ、買うか…と、思ったものの、210 ISで決定という決心を確かにするためにほかのノーマークなデジカメたちを見ることにしました。
さまよえるコンパクトデジカメApril編#4 [digital camera]
■Caprilの末裔に乾杯CX1
と、その並びに展示されていたのがリコーのCX1。
最初馬鹿にしてて興味もなかったCX1ですが、スイッチを入れ触っているうちにR10はもちろん、GX200あたりと比べてもすべてにおいてサクサクと小気味よくなった操作感に感動!当時一番レスポンスがいいコンパクトデジカメといえばG10だと思いますが、それをも凌駕する勢いで、あのCaprioの末裔がここまでスピーディーになったのか、と素直に落涙の思いひとしお。
液晶ディスプレイも3インチ90万ドットで怖いものなし(逆にフォントは最適化しすぎてローガンズにはつらいサイズになりましたが)、操作性はGRD以降定評のあるリコーメソッドなので問題なし。さ、これで決定!と思ったのですが…
果たしてこれって、コンパクトなのか?的な思いがよぎるわけです。
いや、いいがかりなのはわかっているんですが、このゴロっとゴツっとした形状がブテっとボタっとしたサイズ感が受け入れられない自分がいるわけです。
ケータイな毎日を経て、サイズに対する要求が最大でiPhoneやBBB、できればSO906i程度になってますから、CX1もF200EXRも十分にヘビー級なデジカメなんですよねぇ。ここまで大きいとハイエンドコンパクト御三家と選ぶところがないんだよなぁ。
さまよえるコンパクトデジカメApril編#3 [digital camera]
■だめだめじゃんF200EXR
まず白羽の矢が立ったのが富士フイルムのF200EXR
FUJIFILM デジタルカメラ FinePix (ファインピックス) F200 EXR ブラック FX-F200EXRB
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- メディア: エレクトロニクス
ようやっと、鞄の隙間(BBBの横)を埋める1/1.6インチが出たか!即買い、即買いと思って見に行ったんですが… あまりの安っぽさに鼻水が出ました。サンプル画像を見る限り十二分の性能だし、多少操作性に癖があるみたいだけど、ケータイのデジカメよりはましでしょ、と思っていたいいわけもすべてすっ飛ぶ安っぽさ。
気を取り直して手に取り、液晶ディスプレイをのぞくと、そこにはジャギーだらけの巨大フォントによる下品な表示のオンパレード。死ね、と。ケータイや一部デジカメがVGAサイズを超えるディスプレイを持ち、フォントや表示アイコンもそれにあわせてブラッシュアップ(美しいとはいいませんが、最低限恥ずかしくない程度に)しているのに反し、こりゃ、なんだ!と。
割と富士フイルムってデザインは嫌いじゃないし、ポルシェデザインなFP6800Zあたりの尖ったものもやってたのに、F200EXRの、この素材感でデザインで液晶画面の表示はどうなっちゃったんですかね。
というわけで、絵には後ろ髪引かれつつも、あまりのひどさにF200EXRは見送り。
さまよえるコンパクトデジカメApril編#2 [digital camera]
そうこうしているうちに冬の不摂生がたたり、ちょっと体重も体型もやばいことになってきたわけです。去年の春物のスーツが……。さすがにダイエットするか、と。とはいえ運動習慣はないし、一番手軽なカロリー制限系のダイエットに安直に転ぶわけです。
目標1500kcal/1日。
ただし好きなビール(アルコール)は制限しない。
決めたルールは上記のようなもの。カロリー計算に使っていたのがケータイのデジカメ。とりあえず食べるものをケータイで撮り、時間のあるときにカロリーサイトとにらめっこしながらExcelでカロリー計算をしながら3週間。ダイエットのジャンルでいえば、レコーディングダイエットでしょうか。
結果わりとすんなりクリアーできて、ここ1ヶ月ほどで-4kg、昨年の春物スーツも余裕で着れるようになりました。
そんな風に、食事ごとにケータイのデジカメ使っていたんですが、いろいろと不満が募ってくるわけです。iPhoneやらBBBは元からマクロモードがなく、この手の撮影は苦手。SO906iはカメラの起動、フォーカシング、シャッタータイムラグ、画像プレビュー、記録すべての工程においてイライラさせられるモッサリ加減。唯一F906iだけが、実用ぎりぎりでこいつが結果メインレコーディングケータイになったわけです。
なので、ここいらで一ついつでも気軽に使えるポケッタブルコンパクトデジカメでも買うかな、ってのが本アーティクルの意匠。
さまよえるコンパクトデジカメApril編#1 [digital camera]
■鞄にデジカメの居場所はねぇ
MacBook Airを買ってハイエンドコンパクト御三家(うちの場合はLX3、G10、GX200)のサイズがうっとうしくなったって話はずいぶん前にしたとおり。結局、Airは2週間ほど持ち運んでは見たものの、Windows環境100%な会社では肩身も狭く結局おうちノートに降格(?)。再びレッツのCF-R7が通勤バッグに収まるようになったものの、すでに御三家が鞄に入ることはありませんでした。
理由としては、存在そのもののうっとうしさもあるのですが、途中通勤バッグに追加されたBlackBerry Bold(BBB)にすっかりうつつを抜かしていたってのもあるかもしれません。今までデジカメを収めていたポケットにBBBを入れ、iPhoneと使い分けようかなと目論んで発売日に購入。
しかしながら、このBBB、キーボード付きのちっちゃなコンピュータとしての実用性はすこぶる付きに高いものの、あまりにも面白みのない機械なのに即気づいてしまいました。一応、ライフライン的な通信・電話デバイスとして持ち歩く分には十分なんですけど、iPhoneのように積極的に楽しめる部分がほとんどないわけです。
まぁ、それでも折り合いをつけながら使っていたのですが、iPhoneとの2台持ちにも面倒を感じiPhoneはiPod Touch化(フライトモードで3Gモードを殺しWiFiのみで使用)。たまたま見つけたソニエリ最後のdocomo端末SO906iを衝動的に契約し、そして後悔しつつも今に至る、という感じです。
結局、電話の契約としてはSO906iの使えなさにびっくりし、iPhoneを使うまで使っていたF906iを引っ張り出して、電話3台構成になってしまった最近の私です。
2009春注目の… [digital camera]
Olympus E-620 [digital camera]
今年は怒濤の!商品リリースが期待されるOlympusから、まずは第一弾。E-620。
個人的にはE-520のサイズでE-30の性能って感じなのでしょうか。うーん、微妙にラインナップが食い合うような…
とにもかくにも、2.7型はともかく23万ドットの背面液晶ってコンデジ(CX1)にも負けてますよ。
この一点だけで、こいつはいらない!
ギミックいっぱいリコーのCX1 [digital camera]
ギミックいっぱいの新シリーズ(筐体はお下がりだけど)。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/compact/2009/02/19/10239.html
読み出し速度優先で高画素化できなかった(CCD→CMOSにコンバージョン)ってのが本音でしょ? と思われますが。
ギミックが多すぎて、実行速度がついてこない、なーんて古い時代のカプリオのようになりませんように!
しかし、2008-09ほどデジカメ価格が下がったシーズンもなかったような…
2008-2009 ハイエンド系コンパクトデジタルカメラ総括001 [digital camera]
シチュエーション的には、そうですね、景勝地に行って建物なりモニュメントを撮影。風景撮影と気張るほどでもなく、行ってきたよの記念写真。場合によっては構図の真ん中あたりに人が入る、って感じでしょうか。このクラスでなきゃ、というシチュエーションでもないのですが… そこは、まぁ…
そんなシチュエーションを思い立って撮影に行ったものの、ついつい道草をして現場(美術館のパティオ)についたのが冬至前日の15:00過ぎで、夕方に近い日の傾きでした。
撮影条件的には、
- 各機種ともアイリス優先F5.6(GX200のみ5.7)
- ISO 100固定のプログラムモード
- Jpeg撮って出しの最大サイズ、最高画質です。
- パナソ系のLX3とG1はフィルムモード:スムーズで。その他はデフォルト。
- 三脚を使用しましたので手ぶれ補正のチェックは今回評価外。
寸評すれば、おもしろいですが三者三様(のアラ)
(オリジナルはこちらから)
画像は、Acdseeで左上G1、右上G10、左下RX200、右下LX3のサムネイルと輝度ヒストグラムを並べた図ですが、G10がかなりおもしろいことになっています。一言で言えば、
- 景色を撮れば、空がすっ飛ぶG10
でしょうか。SSを見ても、パナソ系が1/160なのに対し、G10は1/80と2段は明るい。結果、冬至の夕暮れ時というより小春日和の昼日中って印象? G10で空入り風景を撮ろうとすると、2段は明るくなる露出を疑え? ってことですかね。